once upon a time

昔の思い出を、振り返って

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fifty love

2018年5月6日

部屋の電話が鳴った

マッキーからだ、準備できた?

「今下に降りるところ」

ホテルはスクンビット

「ラディソンブループラザバンコク

スクンビットとプロムポンの間、ちょいスクンビットより

昨日疲れてお風呂に入った

ここの湯舟が最高、寝そべって深さも丁度良い感じ

暑い国でシャワーだけだと疲れが取れないけど、湯舟に入れるなんて

大人になったな、遠い昔バンコクに来た時はドミトリーの共同シャワー

おまけに冷水だけ、ホットシャワーの出るところは少しお値段が高かったので

泊まれなかった、いい思い出だ!

更にここのバスルームはガラス張りで室内から丸見えです、ムフフ

別の考えだと、セキュリティには持って来いだ

お風呂の話はここまででいいか、まあ居心地のいいホテルです。

下のロビーに降りると、マッキーが青いTシャツを着て待っていた。

あ!かぶった

「同じ色のTシャツは不味いな、ちょっと着替えてくる」

マッキーが青なら俺は黄色だ!なんの事かわかりませんがそう思った。

歩いて5分ほどかな、スクンビット駅に着きそこからホアランポーン駅に向かう。

地下鉄ホアランポーン駅から国鉄の駅まで少し歩く案内板が出ているので

迷うこともなく駅に到着。

切符売り場でアユタヤ行きの切符を買うのに並んでいると、

駅舎のスピーカーから音楽とアナウンスが流れだした。

喧騒に包まれていた駅舎内、急に人々が立ち止まり直立不動です。

これは「日立 世界ふしぎ発見」で見たような違うかな?

音楽が鳴り止むと、一時停止ボタンが解除された様に動き出し

まるで映画のワンシーンの様に、時計は8時を指していました。

切符売り場には外国人用に英語可能なブースがありそこで

「次のアユタヤ行きを二枚」と言うと、エアコン有か無しかと言われ

もちろん有りで!

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指定席をゲットして列車に乗り込んだ、約1時間ほどの列車の旅です。

席に着いて、ガイドブックを開けると後ろから

「すいません」と声が聞こえた

若い男性が、切符を見せて席が分からないと言って来た。

「どれどれチケットを見せて」

うーんこれは自由席の切符だから後ろの車両だね

男性はそうですかと溜息、

「後ろの車両は人が一杯でエアコンがないので暑いんですよ」

私直感で分かりました、こいつ確信犯だな

「あのねこの切符でここには入れないんだよ、残念だけど後ろの車両に移るか

追加料金を払うかしない」

「そうですか」

「君はまだ若いから、私たちはおじさんだからエアコンがないと持たないんだよ」

「すいません、わかりました後ろの車両に行きます」

 少し寂しい気持ちになりました。

堕天使になった私が人に道徳をどうのとは言えませんが......

 

マッキーが「俺たちがバックパッカーしてる時、エアコンのあるバスとか列車に乗るのは負けだと思っていたけどな」

「うんそれはあるね、いつかは乗りたいと思ってはいたけど」

「いつか、は来たね」

「そうだね」

「彼もそう思うかな」

「だといいんだけど」

 

俺とマッキーは同時期に別々ではあったけど海外へ行き、情報交換をしていた事があった。

その事を思い出し、北京の遠東飯店に泊まった事や、マニラのイントラムロスで子どもから薔薇一輪を500円で買った事など昔話に花を咲かせてるとアユタヤに着いた。

 

 

昔は自転車で回ったけど、今は大人だからトゥクトゥクで回ろう。

トゥクトゥクのドライバーとっても優しい親切な人

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ドライバーさんの案内でアユタヤ世界遺産巡りだ

 

ワット・プラ・シーサンペット

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ワット・プラ・マハータート

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ワット・プラモンコンボビット

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「マッキー俺ここに行きたいんだ」

「何この写真、とっちゃん若いね」

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「昔来たことがあって、こんな感じで写真撮ってよ」

1996年

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「なんか面白いね、よし行こう」

 

ワット・ローカヤースッター

2018年

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ここはビルマの竪琴のロケ地じゃないかな~

中井貴一バージョンのビルマの竪琴

記憶が定かではないですが、確か水島上等兵が中に入って竪琴を弾くシーンが

あったような気がします。

 

そしてここは遠い昔に訪れた事があった場所。

 

そろそろ帰るか

「そういやとっちゃん昔来たと言うけど誰と?」

「う~ん、山田さん」

「誰やねん、山田さんって」

山田順子

「またまたそんな金八先生三原順子じゃない、今思いついたやろ」

「金八の三原順子山田麗子です」

「そしたら足して二で割ったな」

「......」

「この子」

 

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「可愛いい子や」

「そうやろ」

「やったん?」

「マッキーあんたはそればっかりやね」

「そんなんみんな聞くでしょ」

「まあそやな」

「やったん?」

「うるさいな、俺の青春の淡い思い出を壊さないでくれ」

「その後山田順子と会ってるの」

「連絡先もしらん」

「まさか、アユタヤに来たら会えるかな、なんて思ってるんと違う」

「正解」

「爆笑やな」

「そんな昔の事相手も覚えてないよ」

「俺も忘れてたんや、タイに行くと決まってそういえば写真あったな~と思い出して

探したら出て来たんや」

「よし、今回の旅は山田順子を探す旅にしよう」

「ちょっと待って、だいたいそんなちょっと知り合った名前しか分からない子

どうやって探すねん」

「名探偵マッキーに任せなさい」

「任させられないよ~」

「そうと決まれば、スクンビットに戻ろう」

 

 

帰りの列車で、写真と記憶がある限りの事を思い出し、

メモにとった。

 

 

 

 

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