フィリピン上陸
1月3日フィリピンのマニラの到着
まだ昼前だが、太陽の熱が南国を感じる。
キクイ君と別れて、そのまま飛行機に乗りマニラへ
何も情報がなかったが、香港で地球の歩き方アジア編を古本屋で購入していたので
それを飛行機の中で読んだ。
アジア編なので、マニラの事は数ページしか載っていないしかも数年前の情報だ。
兎に角、まずは情報集めだ。
黄色い本には、マラティには日本人が泊まる安宿が載っていたので、そこを目指すことに。
空港結構広いな、まずはインフォメーションセンターに寄れと黄色い本に書いてあった。
フィリピン初めての人は、空港のインフォメーションで
ホテルを取ってもらうのがベターと書いてあったので、安宿を指定して
ホテルの予約をお願いする、
取り敢えず本の情報をメモして、安そうな宿を選んでインフォメーションの女性に渡した。
彼女はとても親切で、そのホテルに電話をしてくれた。
電話している表情が怪訝そうな顔になっている
何度か電話している感じがするが、私と目が合うと何かを言って、受話器を置き
私の方に寄って来た。
英語で何か言っているが、全然わからない
彼女が一生懸命話してくれるので、なんとなく分かって来た
どうやらメモのホテルは、火事で今は営業していない、近くのホテルを探したけど
空いていなかったと、近くには安宿があるが電話がないので直接行ってみてはどうだと
おそらく、その様な事を言っていたと思う。
中国で宿探しは、心得ているので取り敢えず現地に向かう事にした。
インフォメーションのお姉さんが心配そうに私を見て、タクシー乗り場まで
付いて来てくれた。
道中お姉さんは、誰か友達か知り合いはいるのか、なにか遭ったら
ツーリストポリスに連絡しないさいと、電話番号が書かれたカードをくれた。
タクシーに乗り込むと、お姉さんがドライバーにホテルの場所を伝えて、私に
100ペソだけ払ったらいいからと言って、見送ってくれた。
タクシーに乗って景色を眺めながら、えらいところに来たな~
空港ではセキュリティがマシンガン?を持っていた、日本ではお目にかかる事は
まずない。
タクシーの中でタバコを吸うために窓を開けると、ドライバーが
開けないでくれ、開けるとストリートチルドレンが来て動けなくなるから
あれをみろと指をさす。
反対車線の車に、子供たちが群がっている。
なるほど、すぐに窓を閉めた。
ホテルの前でタクシーが止まり、150ペソ要求されるが
インフォメーションのお姉さんが言ってた100ペソだけ渡すと
案外素直に100ペソ受け取り、文句も無かった。

安宿で130ペソでドミトリーに入った、先客は韓国人、挨拶を
するが会話は続かず、気まずくなり外に出る。
街中を歩くと、中国や香港とは明らかに違う異国の地だ
えらいとこに来たな~、街中がこわい
ここは次のバンコクを目指した方がいいと思い
フィリピン航空を探すと、直ぐ近くにあり5分もかからない場所だ
もうこの辺だと思い、キョロキョロしていると
日本語で声を掛けてきた、人相の悪いフィリピン人だ
少し知らない振りをして歩いていると、親切にフィリピン航空は目の前だと
教えてくれた。
気をゆるして話をすると、妹の旦那は日本人だ、だから大丈夫だと話してくる。
私も甘い、ついつい信じて明日のホテルも探していると言うと、
一緒に探してくれた。明日のホテルも確保出来たのでまた気が緩んだ。
(この人相の悪い人、レイさんと珍道中になるとはこの時は思わなかった)
近くにリサールパークがあるから行こうと言われ、ホイホイついて行った。
公園で名前の由来は、フィリピンの国民的英雄ホセ・リサールだと、ホセ・リサールは日本人の血も入っていると教わった。
そう言われると親近感が沸くものだ、フィリピンに着いた時こわいイメージがあり
直ぐにこの国は合わないと思ったが、少し早とちりだったかな、もう少し見てみたいと
思った。
公園を散策中、喉が渇いたと言うと、レイさんが飲み物を買いに行ってくれた
レイさんが居ない間ベンチで座っていると
二人組の女の子が声を掛けてきた。
日本人ですか、私達日本が好きですとか言われると、ついつい頬がゆるみます。
夜一緒にご飯を食べる約束をしてしまった。
レイさんが飲み物を持って戻ってくると、あの二人は誰ですかと言って来た。
あ~あそこで知り合って、夜ご飯を食べる約束をしたんだよ
大丈夫?フィリピンは危ないから知らない人と一緒にご飯食べない方がいいよ
と心配してくれた。
私は心の中で、あなたの方がどう見ても危ないよと思った。
レイさんはその後、ホテルまで付いて来て、夜どこで食事するのか、
本当に気を付けてと言って帰っていった。
夕方6時ごろ、リサールパークで知り合った2人組の女の子と
ウキウキ気分で食事する事に。
パーク近くのビヤガーデンの様な所で待ち合わせ。
行ってみるともう二人組は来ていた。
一人は日本語を話せるが、もう一人はほとんど話せない。
レストランに入りテーブルに着くと、日本語が話せる子が
私たちはお酒は飲めない、あなたは何飲みますかと
私はビール、彼女たちはオレンジジュースを頼んだ。
料理は彼女たちが適当に頼んでくれた。
飲み物が運ばれて来て、そこで気づけばよかったが完全に浮かれていました。
ビールは瓶ではなく、ピッチャーでかなりの量です。
そんなに飲めるかな~と少し思いましたが、気にせず食事をして
ビールを飲んでいると、結構アルコールが回って来たのか
目が回る感じで、何かおかしいぞと、気が付くのが遅かった。
自分で気をしっかり持たなければと言い聞かせ、踏ん張っていると
そこにレイさんが現れ、もう帰りましょうと私の腕を肩に掛け
お店を出てくれました。
レイさんが二人組に何か怒鳴っていましたが、何を言っていたかは分かりません。
ホテルまでレイさんが送ってくれて、後はほとんど記憶がありません。
翌昼頃、隣のベッドにいた韓国人が荷造りをしていてその音で目が覚める。
私も急いで身支度をして、チェックアウトをしに階下に降りると
人相の悪いレイさんが、にっこり笑いながら待っていた。