香港へ
1月23日
飛行機が朝の9:30なので台北旅社を6:00に出た。
ホアランポーン駅で切符を買う。
朝の早い列車は無く、7時過ぎだと言われ仕方なく
バスで空港へ向かう。
空港に着いて、運行状況を見ると
PPAL735便遅れ11:05となっていて
せっかく早く来たのに、
マニラでトランジットがあるけど大丈夫かな。
乗り換えする飛行機は初めてだからちょっと心配。
マニラに着くと一度機内から出て、待合室で待機
アナウンスが英語だから心配度はうなぎのぼり。
待っている間、数週間前にマニラにいた事を思い出した。
プーマと言う飲み屋で知り合った、サンディ元気かな、
サンディは日本語が話せて滞在中はずっと一緒にいてくれたな~
などと思いに耽っていると
アナウンスが流れ、周りの人が歩き出したので一緒について行く。
あれ、同じ飛行機だ、てっきり違う飛行機に乗ると思っていた。
飛行機はマニラを飛び立ち、一路香港へ。
香港、カイタック空港この空港は着陸する時は爽快だ
ビルの上空すれすれのところを飛んで着陸する。
何度か香港は来た事があったので、香港に行くときは窓側に席を取るべし。
スリル満点の着陸を体験した後は、また漢字の国に少し落ち着く。
空港を出て、今日の宿探しだけど、
取り敢えずチョンキンマンションに向かえば
泊まれるだろう。
空港からバスで10分ぐらいかな、チムサチョイで降りて
重慶大厦チョンキンマンション前でイラン人に声を掛けられ
案内される、エレベーターを二回乗り換え部屋に
ドミトリー60元で泊まる。
お腹が空いたので、外に出たけどあの部屋に戻れるかな~
チョンキンマンションは迷路の様なビルだから。
ビルを出て、左側に歩いて行くと海が見える
隣のビルだったかな、2階の看板に牛と言う漢字が見えた
肉が食べたいので、行ってみるとレストランで
ちょっと高そうだけど入ってみる。
メニューには漢字と英語だけで写真が無い
困った~、えい!これとこれとこれ。
ウエイトレスが大丈夫と言いたげな顔して
オーダーを通した。
出て来たのは、牛肉のスープ、
牛肉ピーマンの炒め物、牛肉チャーハン
狙いどころは良かったが、量が半端ない。
27歳の若者でもこの量は食べれない。
大半を残してご馳走様。
もう外は暗くなっていた、
憧れのペニンシュラホテルを前に
いつか泊まりに来るからなと思った。
公園をブラブラ大きくなったお腹がへこむまで歩き、
疲れたのでチョンキンマンションに戻ると、
私を誘ったイラン人がまだ呼び込みをしていた。
部屋の戻り方が分からないよと言うと、
親切に案内してくれた。
イラン人は「日本人友達、イラン人日本人が好きだ」
嬉しい事言うね、日本に帰ったら上野のイラン人から
沢山テレホンカード買うよと
冗談を言ったけど通じているかはわからない。
部屋に入ると一台あるテレビにドミトリーの住人たちが、食いついて観ている。
ドミトリーの住人はみんな話す言葉が違う、
テレビは中国語(広東語かも)で放送されている。
部屋には7~8人はいたかなベッドは5個しかないけど
よその部屋からテレビを観に来ていると思う。
テレビは「摩天楼はバラ色に」をやっていて、
色んな言語でワイワイ騒いでいる。
この映画は観たことがあるので、言葉が分からなくてもだいたい理解できる。
異国で異国人同士が一つのテレビに夢中になる、シリアスの場面では息を呑み
コミカルな場面は大騒ぎ、気が付くと案内してくれたイラン人が横にいた。
テレビが終わるとみんなgood nightと言ってそれぞれのベッドに戻っていった。
なんか香港最高!と思った。
水野晴朗が「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」
と言った言葉を思い出し実感出来た素晴らしい時間でした。