fifty love
5月2日 水曜日
夜11時 Lineがきた
トッチャン、パスポート持った?
勿論、ないとダメでしょ
マッキーまさか、そんなあほな事ないよね~
大丈夫大丈夫そのパスポートじゃなくて
BeeTelkと言うアプリ、タイで流行ってるんだって
マッキーあんた凄いよ!まいった!
1月15日 月曜日
予定は未定にして決定にあらず、
今日はカンチャナブリに行くはずが、市内観光に変更
彼女が昨日寝れなくて、疲れたと・・・
ホテルの下で夜遅くまで音楽がなっていたらしい
彼女は明日一番でプーケットに行くから、ホテルを駅近くに移したいと
駅前のセンターホテルへ移動、一泊1500バーツ
俺のホテルの約18倍、言葉が出ません・・・
ワット・ポーへ、二人で見学楽しいな!
敷地の中で、マッサージの学校があり
1時間マッサージをして180バーツ
気分爽快、心も体も、懐も・・軽くなり
さらに彼女が夜スクンビットロード近くのオカマバーを予約してるとか
二人で、バスを乗り継いでスクンビットへ
バスの乗り継ぎ、これがなかなかdifficult
グーグルマップなど無い時代、感覚でバスに乗り
降りては乗って、降りては乗っての繰り返し バスは安い
普通のカップルだと、喧嘩になるかな
俺たちはまだ知り合って3日、それに本名さえ知らない
さらに、惚れている、喧嘩になるどころか、トラブルが楽しい
一緒に考えて、行動して、目的地まで
まさに青春!
ワットポーからスクンビットまで、3時間はかかったかな
この時間、今でも忘れない
今なら、タクシーに乗って目的地まで、困難な事がない
少々ボラれても、大人だから、やらしいけどお金がある。
この頃は、お金の無さを悔しがったが、今ではいい思い出
なんとかお店に到着
俺はショーなんて興味がなかった
出来れば、ショーの時間に遅れて、残念だったね、
などと慰めながら別の店で、二人で食事をしながら、
もっと彼女を知りたかった。
お店に着いたのは、ショーが始まる少し前だった。
中を見渡すと、お客さんは日本人だらけ、
海外に来て日本人がいっぱいいるところは、
あまりありがたみがない
外国に来ていると言う、気分が薄れるよね
彼女がガイドブックをみて予約したんだから、
文句はいえないけど。
ショーが終わり、出口でみんな写真を撮っていた
俺も一番綺麗な人と写真を撮ると、
テップ、テップと声を掛けてくる
テップ?
あ~チップの事か、ポッケからお金を出すと100バーツを
一枚抜かれ、コップンカーだって・・・
お店を出ると、外はもう真っ暗だった
トゥクトゥクと交渉して彼女のホテルとカオサンロードまで、
楽しいひと時も終わり、今晩で彼女とお別れだ
異国の地で、知り合いほぼ行動を共にすると
当然恋心も芽生えてくる、こういう出会いや恋はもう一生できないじゃないかな
知り合って3日、日本の連絡先も聞いてなった、
トゥクトゥクの中で連絡先を聞きたいが、紙もペンも無かった、
もうすぐ、彼女のホテルに着く、
そうだ、明日俺のホテルに電話してよと彼女に
ホテルのカードを渡した、彼女はにっこり笑って承諾した。
山田順子がホテル前で降りた、少し涙ぐんでいた
俺はトゥクトゥクを降りて抱きしめ、トレンディードラマよろしく
愛の言葉でも囁けばよかった、
現実は違った
トゥクトゥクのエンジン音と車の音で、言葉が聞こえないし
降りて抱きしめることもなかった、はっきり言えばヘタレだったよ。
カオサンへ
ホテルの前の店で、一人でビールを飲む
一人だとピッチが速い
、珍しくビールを2本飲んだ
山田順子と過ごした3日は、とにかく楽しかった
たぶん顔がにやけていたんだろう
女主人が何か話しかけていたけど、まったく上の空だった。